社協と災害ボランティア of 和泉市災害ボランティアセンター検討会SVCK


(社福)和泉市社会福祉協議会

HOME > 社協と災害ボランティア

main_top.png

nazesyakyo.jpg

  • 社会福祉協議会は「福祉のまちづくり」として、日頃から地域に密着した事業を行なっています。
  • 地域の見守り・つながりづくりとして、独居老人の為の電話訪問、配食サービス、認知症高齢者や障害者のための日常生活自立支援、また各種団体の事務としても老人会を始め、身体障害者府福祉会や母子福祉会等ともつながっていますので、要援護者(いわゆる災害時に弱者となり得る高齢者や、障害者、乳幼児など)の情報を把握しているということが、第一に挙げられます。
  • 次に、阪神淡路大震災以降、災害ボランティアについての研修や会議を積み重ね、社協同士や災害時に協力してくれる関係機関とのネットワークができたということです。
  • そして、災害ボランティアセンター閉鎖後のまちづくりに、社協が欠かせないということ。

災害VCの閉鎖〜地域の復興に向けて

  • 災害ボランティアセンターというのは一時的なものですから、必ず閉鎖の時期を迎えます。
  • 3・3・3の原則でで表現すると、だいたい3週間から30日間、約1ヶ月くらいが平均になっています。
  • といっても、そこで終わり、いつもの生活に戻れた、のではなく、復旧の目処がたってきた、人海戦術のボランティアはいらなくなったかな、という頃です。
  • まだまだボランティアは必要なのは確かなのですが、災害VCの運営にはお金も人も必要ですし、場所や設備も一時的な借りものがが多く、この辺りが限界のようです。もちろん「後は知りません」と放っていくわけではありませんが、あくまでもアドバイス等の後方支援であって、いつまでも先頭に立っては動いてくれません。
  • では、後はどうするのかというと、
  • 災害が起きる前の平時の地域活動に戻していかなくてはならないのです。
  • 日頃からボランティア活動をしているのは、アイ・あいロビーに登録しているボランティアや、地元の地域のみなさんです。そして、その活動を把握しているのが社協です。
  • やはり、生活支援や復興に向けてのまちづくりは、地元社協と一緒に自分たちでしていくしかないのです。
  • また、他人にしてもらっても、自分にとって本当の立ち直りにはならないのです。
  • 個人差はありますが、被災者の心理状態というのは
  • まず、呆然自失(何があったの?何で私が?どうしよう?)→
  • そして高揚感(がんばらなきゃ!)→
  • でも、絶対元通りにはならないということを感じた時、(亡くなった人は生き返らない、壊れたものは元に戻らない)そういうこと改めて実感した時、喪失感(ゲシュタルト崩壊) となります。
  • この状態から脱出するには、自分の手で、自分たちの手で作り直さなければ精神的な解決にはならないのです。
  • そのためには、やはり身近な人、同じように被災した仲間同士の共助が欠かせないのです。
  • その共助に寄り添い、支援し、見守り活動をするのは、同じ被災者である地元の社会福祉協議会なのです。

main_bot.png